真実に向かってひた走る日記

映画が大好き。考察するのも大好き。いろんな映画の真相、裏を探ったり、意見を述べたりしていきます。

『おおかみこどもの雨と雪』が名作すぎた。細田守とジブリの関係。

 

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みなさん、見ました?

先日の金曜ロードショー、『おおかみこどもの雨と雪』。

 

 

 

 

もう感激してやばかったですよ。

さすが細田守監督。

思わず2回見ました。

 

 

 

この映画は、公開時、見たかったけど見れなかった映画で、

とても期待していたんですけど、その大きな期待の

さらに上をいってくれました。 

 

 

 

 

 

 

時をかける少女、サマーウォーズを見たときと同じ、

なんでしょうね、この、異様なまでに作品の世界に引き込まれるかんじ。

 

 

 

たった2時間であそこまでキャラに愛着を持つことができるんですね。

見終わった時、映画が終わってしまったことに哀愁を感じてしまう。

ただおもしろい映画だなんてもんじゃないですよ・・・。

 

 

 

 

音楽にしてもね、

あの雪原を駆ける時の音楽が頭から離れません。

 

 

 

 

 

 

 

あと宮崎あおいが花の声を演じたのは本当に

グッジョブだと思います。

合い過ぎです。

他の、細田守作品お決まりの声優陣もいい仕事してました。

 

 

 

 

 

 

 

ところで、サマーウォーズがテレビでオンエアされた時には、

たしかかなりシーンがカットされてましたよね。

 

 

 

もしかして今回も時間の都合でカットされたシーンがあるのか?

 

 

 

これは、いても立ってもいられません。

後日、DVD借りるなり、はたまた買うなりして、

ゆっくり見なおしたいと思います・・・。

 

 

 

 

 

とにかく『おおかみこどもの雨と雪』は、今年僕が見た映画の

最上位にググッと食い込んできました。

 

 

 

 

 

・細田守とジブリ

 

 

 

細田守作品を見ていていつも考えてしまうのが、ジブリの存在です。

 

 

 

 

それは、テレビアニメの延長でなく、

真に映画のためだけに作られるアニメーションというものが、

他に少なく、邦アニメというカテゴリーにおいて

今までその地位はジブリに独占されていたからです。

 

 

 

 

 

その点、細田守作品の登場は、とても嬉しかったです。

アニメが好きというより、アニメにしか描けないもの、

アニメでしか味わえない感情がありますから。

 

 

 

 

 

ただでさえジブリの今後が危惧される中、

細田守監督の台頭は救われた気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

細田守作品を見ていて思うのは、ジブリと画が対極ですよね。

ジブリが手描きにこだわり、人間味溢れるのに対し、

細田作品は最新のCGを駆使したリアリティ溢れる映像。

まさに現代のアニメーションってかんじです。

 

 

 

ついこないだ、『かぐや姫の物語』を見たところですから、

同じアニメでも、全く違うことがよくわかります。

 

 

 

 

 

 

 

そんな細田監督とジブリには密接な関係があったんですね。

 

 

 

 

細田監督はかつて、ジブリの研修生試験を受け、不合格。

その理由が、「君のような人間をジブリに入れると、かえって君の才能を削ぐ」

というもので、わざわざ宮崎駿本人からその旨を伝える手紙が届いたとか。

 

 

 

 

今思うと、その宮崎駿の判断により、

ここまでの別ブランドアニメーションが誕生したわけですから、

宮崎駿監督グッジョブです。

 

 

 

 

 

 

また、元々「ハウルの動く城」は、細田守が監督を務めるはずでした。

いろいろあって途中で制作中止になってしまったわけですが、

やはり僕個人の意見としては、細田さんはジブリにいるべき人間では

ないと思いますので、それはそれで良かったと思います。

 

 

 

 

明らかにジブリと細田守作品は違っていて、

どっちも良いので、ジブリ外に新たなアニメーションブランドが

できたことを本当に嬉しく思います。

 

 

 

 

これで細田守監督の長編アニメは3作目です。

 

 

 

僕は内心、「おおかみこどもの雨と雪」を見る前、

3作も作ればそろそろハズレも来るだろうと思ってました。

 

 

ですが、今のところ全部大当たりです。

もはやうなぎ上りです。

 

 

次の細田守作品が公開されたら、内容に関わらず迷わず即見たいと思います。

ハンガーゲーム2は絶対に見ない。

 

 

先日、ハンガーゲームを見ました。1の方です。

 

 

 

 

 

ハンガーゲームといえば、生き残りが1人になるまで

戦うゲームに、妹を守るため主人公が参加する話です。

 

 

 

 

 

公開当時、予告編を見て面白そうでしたし、

その話題性、海外の功績に加え、

ハンガーゲーム2の公開前ということもあり、期待値は高めでした。

 

 

 

 

でも、結果は、全然面白くなかった・・・。

 

 

 

 

 

 

原因は、生存者24分の1というサバイバル設定の空回りです。

せっかくこういう設定があるのに、全く活かされていませんでした。

 

 

 

 

戦闘シーンはほとんどなく、あっても地味で、

ラストの戦いすらあまりに地味すぎました。

 

 

 

 

別に、激しい戦いやアクションが見たかったというわけではないですけど、

無いなら無いで、戦略的な内容やらサスペンス要素やら感動要素やら

何かしら入れてほしかったです。

なんか、あまりに内容が薄かったような・・・。

 

 

 

 

 

 

 

しかも、ゲーム開始までの話が長く、焦らされ、

選手のアピールタイムみたいなので激戦を期待させられたり、

ハードルが上がっていただけに余計がっかりしたというかんじです。

 

 

 

 

そしてやっと始まった戦闘が、チンピラの喧嘩レベル・・・。笑

 

 

 

 

 

 

 

バトルロワイヤルというよりは、もはや恋愛映画でした。

それも、中途半端な恋愛もの。

 

 

 

 

 

ただ、あの超サバイバルを思わせる予告編を見て、

恋愛要素を求めて映画を見に行く人はいないんじゃないかと

思うんですけど・・・。笑

 

 

 

 

 

そういう点でも一体何がしたかったのか、

ちぐはぐな映画でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずハンガーゲームを見て思ったこと、

それは、ハンガーゲーム2は絶対に見ないということです。

 

 

 

 

まあ、2では歴代チャンピオンが参加するようですし、

もしかしたら作風も変わるのかもしれませんが、

これの続編のためにリスクを冒して劇場に足を運ぶのはやめておきます。笑

録画用HDDがテレビに接続できない・・・。

 

先日、録画用のHDDをAmazonで買いました。

 

 

 

2TBの大容量で、一万円以内。

 

 

 

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見た目もバッファロー社のものより良く、

つい衝動買いしてしまいました。

 

 

 

これで、テレビ放映の映画をとりまくるぞ!

と、非常にわくわくしておりました。

 

 

 

そして、注文の2日後には届き、

テレビに接続しようとしたところ、線が刺さらない・・・。

 

 

 

 

HDDの出力端子はUSBだったのですが、

私のテレビにUSBポートはありませんでした。

 

 

 

 

 

 

調べてみると、どうやら私のテレビには録画機能がないため、

HDDなどの外部機器への接続、録画は不可能、と・・・。

 

 

 

 

 

そりゃそうですよね。笑

そういえば私のテレビには録画機能がありませんでした。笑

 

 

 

 

HDDは、大容量記憶装置であって、

あくまで録画先の容量を確保する容れ物。

テレビ自体に録画機能が無いのに、誰が録画するんだって話ですよね。笑

 

 

 

 

 

根本的なうっかりにより、金曜ロードショー全録り作戦は失敗です。

 

 

 

 

私のテレビで録画するにはブルーレイディスクレコーダーが必要ですが、

価格が跳ね上がるため、購入断念です。

 

 

 

 

いつか録画機能を備えた大画面TVを買ってやる・・・。

 

 

 

 

皆さんもうっかり同じ鉄を踏まない様に気をつけてください・・・。

SPEC〜結〜爻ノ篇をおもしろいと錯覚する理由解説。(SPEC〜結〜ネタバレあり)

 

 

 

長い間続いたSPECシリーズも、

SPEC〜結〜漸ノ篇、爻ノ篇を持って終わったわけですが、

ここで一回冷静になってみましょう。

 

 

 

SPEC〜結〜、おもしろかったですか?

 

 

 

 

漸ノ篇は、問答無用でおもしろくなかったです。

ただのつなぎでしたから。

 

 

 

爻ノ篇は、おもしろかった、という人が多いと思います。

僕も見終わった時はそう思いました。

 

 

 

でも、それは今までの積み重ねでSPECが好きだからで、

純粋にひとつの作品とみると、これはやっぱり駄作です・・・。

 

 

 

 

 

 

そこで思い出してほしいのが、SPECドラマシリーズを

見ていた時の感情です。

 

 

 

特にドラマ終盤、ニノマエやら地居やらとの攻防の時は、

やっぱり一番SPECを楽しめていた時期だと思います。

 

 

 

 

今回の映画を見て、あの時と同じような感情を

抱くことができましたか?

 

 

 

僕は、NOです。

そして、僕の心のどこかに残る、

もやもやしたかんじの正体を考えてみました。

 

 

 

 

 

 

当麻のスペックが明かされた

以降のSPECにおいては、敵を倒す手段が

どんどん当麻のスペック頼みになり、

どんどんエスカレートしてバトルマンガ化。

 

 

 

僕のSPECに対する評価はどんどん下がりました。

 

 

 

それでも、SPECが好きだから、最後の結末まで見届けたいから、

今まで特別ドラマ、映画と全部見てきたんですね・・・。

 

 

 

 

それこそが、SPECの呪縛

 

 

 

 

 

 

でも今、爻ノ篇を見終わって、ある程度時間が経ち、

冷静に考えてみると、やっぱりこの映画は酷いです。

 

 

 

 

漸の篇が顕著ですが、商業の匂いがプンプンして、臭いんです。

 

 

 

 

 

 

視聴者は、SPECが好き。

だから、バトルマンガ化しようが、厨二化しようが、

特別ドラマが流れれば見るし、映画が公開すれば見に行きます。

 

 

 

 

 

結果、チームSPEC側からすれば毎回の大ヒット。

自分たちの作品は作れば人気が出るし、

全部成功してると思い込む。

そして、どんどん作品を増やしていく。

作れば作るだけ儲かりますから・・・。

 

 

 

 

 

けど、私たち視聴者の深層心理は、もういいってかんじ。

漸ノ篇なんか、本当にただの消化試合。

映画代がもったいないですね。

 

 

 

 

 

あと1つだけだからと思い、爻ノ篇も見ましたが、漸ノ篇を

見終わった時点では、爻ノ篇を見るか悩んだくらいでした。

 

 

 

 

 

楽しみというより、気になって、

もやもやするから見たというかんじ。

これで終わる。もう最後。だから見たんです。

 

 

 

 

 

 

 

漸ノ篇は、完全につなぎの話。

爻ノ篇は、ほぼ、あの塔の上のシーンのみ。

 

 

どちらも、時間引き延ばした感溢れる上に、

上映時間は、短い。

 

 

 

 

つまり、どう考えても、この映画は、

漸ノ篇と爻ノ篇をまとめて『結』という一本にして

上映しなければいけない作品でした。

 

 

 

それを、制作側は、お金儲けのことしか考えていない。

作れば売れるだろうという、思い上がった、慢心。

 

 

 

 

結果視聴者の潜在的な不満はどんどん

膨れ上がっていることも知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

今思うと、爻ノ篇を見終わった時のスッキリ感は、

ただ謎が解けたからというだけじゃない。

 

 

 

 

長年にわたるSPEC作品の呪縛から解放された心地よさだ。

 

 

 

 

それを、単なる満足感と錯覚してる。

 

 

 

 

特別ドラマだの、映画だの、

長年に渡って散々引き延ばした結果は、

地球がスペックを与えた?

冥界?

霊体?

時空?

 

 

 

 

 

本当にそれで満足できました?

心の底からスッキリする答えでしたか?

あなたの求めてた答えはこれですか?

このために今までSPEC見てきたんですか?

 

どこかで満足しきれないような、

もやもやした気持ちはありませんでしたか?

 

 

 

 

 

少なくとも、僕は、もう少し

論理的な結末を期待してました。

 

 

 

 

これが、これだけ引き延ばした末の結果

だというなら、明らかに僕にとっては役不足です。

 

 

 

おもしろいとは思ったものの、

心の底からそう思えるものではなかった。

 

 

 

 

 

 

最初からバトルマンガ要素を求め、

本当にこういう設定を楽しんでいた人は

満足なのかも知れませんが、

僕は、なんだか、急に冷静になって、

このようなことを考えてしまいました。

 

 

 

これが僕だけで、皆は本当に満足できたというなら、無視してください。

でも、この記事を見て同じように感じる人もいるかもしれませんね。

 

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見てきました、SPEC〜結〜爻ノ篇。

 

 

漸の篇と違っておもしろかったです。

 

 

何より、今までの謎が(ほぼ)全て明かされました。

ですので、満足というかスッキリしたってかんじです。

 

 

この明かされた謎について、漸ノ篇を見て予想したことと

絡めて詳しく解説したいと思います。

 

 

 

爻ノ篇で明かされた『謎』の全貌

 

 

 

・プロフェッサーJの正体

 

 

まず、映画冒頭でいきなり

プロフェッサーJの正体が明かされました。

 

 

案の定、湯田でしたね。

 

 

 

プロフェッサーJの正体について考察した記事で、

いろいろ書きましたが、けっこう当たってて

気持ちよかったです。笑

 

 

湯田がプロフェッサーJだという理由は、

この記事を読んでもらえれば、わかりやすいと思います。

 

 

 

この記事に書いてある理由プラス、

湯田がニノマエのクローンの存在を知っていたから、

ということでしたね。

 

 

 

・セカイ(向井理)と潤(大島優子)、そしてガイアの正体

 

 

セカイと潤のホワイト2人組についても、

セカイ(向井理)と白い女(大島優子)の正体、爻ノ篇結末予想について

の記事でいろいろ書きました。

 

 

 

 

これに関しては、補足することが多くあります。

なにせいろいろと明かされましたから。

 

 

 

 

まず、セカイと潤の正体は、創造者。

先人類の末裔であり、神と呼ばれる存在。

 

 

 

ですが、今回新たに明かされたのは、

潤は人間の体を借りて生まれたのに対し、

セカイは実態を持たない霊体である、ということ。

 

 

 

さらに、最重要事項

爻ノ篇の内容によると、今の人類、

つまり私たち人間は、昔、宇宙の彼方から地球にやってきて、

元々住んでいた先人類、つまりスペックホルダーたちを駆逐したのだそう。

 

 

 

その繁殖力をして、先人類の血はどんどん薄まり、

本来先人類が持っていた、ガイアと会話する力は失われたとか。

 

 

 

SPEC〜結〜漸ノ篇で、潤が言っていた、また、

爻ノ篇で湯田が言っていた、『返してもらう』とはつまり、

人間という侵略者によって奪われた、

ガイアを返してもらう、ということ。

 

 

 

ガイアとは、地球のこと。

ガイア理論では、自然、すなわち地球そのものが

意思をもつものとして扱われます。

 

 

その名の通り、ここでは地球は意思を持ち、

先人類にスペックを与え、互いに会話していた存在らしい。

 

 

 

 

 

そこに宇宙のどこかからやってきた新人類が、地球に寄生。

その繁殖力で先人類は事実上ほぼ滅亡。

その後も人間は地球上で唯一、私利私欲のためのみに行動し、

同じ人間同士でも争い、差別しあい、さらには

ガイアの一部である資源を、さも自分たちの物のように

使い尽くし、奪い合う。

 

 

 

 

 

 

その状況に怒ったセカイ、潤、並びに先人類の霊体が、

ガイアを取り戻し、地球の「リセット」をするため、

現れた、ということ。

 

 

 

 

リセットの方法は、まず、世界中の核弾頭ミサイルを発射。

世界が滅びたところで、核により汚染された地球が

浄化されるまで、約4億年待ちます。

そして4億年後には、ガイアは元通り、地球は先人類の手に!!

 

 

というようなものだと明かされてました。

 

 

 

 

 

 

ローマ教皇庁により封印されているファティマ第三の預言とは、

つまり、核の一斉発射による世界の滅亡、ということです。

 

ファティマ第三の預言については、

実在するファティマ第三の預言について詳しく調べてみた

の記事を参照してくださいね。

 

 

 

 

とにかくこれでセカイの素性、目的が明かされました。

 

 

 

・卑弥呼の正体

 

 

セカイの目的は明らかになりました。

地球、つまりガイアを人間から取り戻すこと。

 

 

しかし、ガイアの意思は少々違うようです。

 

 

 

 

セカイの正体についての記事で書いた通り、セカイは、

 

 

『ガイアが、我々とは関係無くスペックを一部の者に与えた。何のために?』

 

 

と発言していました。

 

 

 

 

 

セカイは、ガイアと会話する力がないため、

ガイアの思惑がわからない様子。

 

 

自分たちはガイアを取り戻そうとしているのに、

ガイアはそのセカイが理解できないことをしている。

 

 

 

 

 

 

ではガイアの目的は何か。

それは、セカイの真逆。

実は、世界を守ることにあるんですね。

 

ガイアは、地球を散々にした人間を、受け入れたということ。

 

 

 

 

 

どういうことかというと、

 

 

世界滅亡については当麻に阻止されたわけですが、

そのために当麻は冷泉、美鈴ちゃんといった

スペックホルダーの力を借りて、セカイの計画を

知ることに成功しました。

 

 

 

 

しかし、セカイは人智を超えた存在、

あらゆるスペックを持っています。

例えば千里眼のスペックなど、当麻の反逆を

把握できないはずはないのです。

 

 

 

 

しかしそれを可能にしたのが、協力者、卑弥呼の存在。

卑弥呼の正体は、セカイの兄にして、セカイと同じ

先人類、ガイアの末裔です。

当然セカイに対抗しうるスペックを持っています。

 

 

 

 

 

 

 

同じガイアの末裔の卑弥呼が、なぜ当麻に加担し、

先人類を裏切って、セカイと敵対するのか?

 

 

 

 

セカイは今までの予測不能なガイアの行動と合わせ、

この時全てを悟り、こう言いました。

 

 

 

 

『まさかそれがガイアの意思だというのか・・・!』

 

 

 

 

そうです。

先人類は、奪われたガイアを取り返すのに躍起になってましたが、

ガイア側はそれを望んではいなかった

 

 

だから、ガイアは世界を守るために、当麻にスペックを与え、

卑弥呼という協力者の力を借りて世界滅亡は防がれるのです。

 

 

 

ここらへんも、今までの謎の発言の理由が明かされてスッキリです。

 

 

 

 

 

・当麻紗綾の正体

 

 

では当麻紗綾、そして当麻のスペックの意味とは。

 

それは、セカイたち側からすれば、

自分たち先人類を運ぶ、「容れ物」。

異次元への扉を開く鍵、つまり『ソロモンの鍵』です。

 

 

 

 

 

当麻は、唯一、次元を超えるスペックを持っています。

 

 

 

 

だから、地球を滅ぼした後のセカイたちが、

次元を超え、パラレルワールドへ避難するための

移動手段としての、「容れ物」。

それが、セカイからした当麻の利用方法。

 

 

 

 

 

カラスの姿をした先人類の霊体たちは、

ぞくぞくと当麻の体内に入っていきました。

 

 

 

あとは、当麻が、その左手で異次元への扉を開く。

それでセカイの目的は達成されるはずでした。

 

 

 

 

 

しかし、当麻に眠るもうひとつのスペック、

それは右手に宿る力

 

 

 

冷泉の予言書によると、当麻のスペックは、

次元を操る、つまり不可逆性(逆方向へは進めないこと)のある、

時間をも巻き戻せるというのです。

 

 

 

 

それは、四次元というものが、空間に「時間」をプラスした

ものだという考えがあるように、また、

高次元にいくに連れてパラレルワールドやタイムマシンの可能性が

論じられるように、次元と時間の関係を使っての設定でしょう。

 

 

 

 

そしてそれを可能にするのが、当麻の右手。

その力により、地球はセカイにいじくり回される前の

平和な時間へと、戻るのです。

 

 

 

 

 

また、当麻自身は、体内の霊体共を道連れに、

死ぬという選択をします。

 

 

 

 

そう、世界を守る。

これこそが、当麻に与えられたスペックの真の意味であり、

ガイアに託された当麻の使命。

 

 

まさか、漸ノ篇で当麻が言ってた通りに、

セブミさんが当麻を撃ち殺す結末になるとは・・・。

 

 

 

・あれ、雅ちゃんは?

 

 

SPEC〜結〜漸ノ篇では、国会議事堂、スカイツリーが沈み、

滅んだ後の東京の姿が描写されていました。

 

 

 

 

あの世界は、おそらく当麻が世界を救って

いなかった場合の世界の姿。

あの場所が、パラレルワールドなのか、

はたまた本物の地球なのかはわかりませんが、

そこに間違いなく居た、みやびちゃん。

 

 

 

 

 

みやびちゃんは何者なのか?

おそらく人智を超えた存在・・・

と、種明かしが楽しみでしたが、なんと

SPEC〜結〜爻ノ篇においてみやびちゃんはでてきませんでした。

 

 

 

 

当麻が世界を救ったため、あの滅びた東京シーンは無くなり、

おそらくマリア様的位置づけのみやびちゃんの登場は

要らなくなったということなんでしょう。

 

 

 

 

ん〜しかし全く登場しないのも寂しいもんですね。

 

 

 

・そして当麻の存在は消えた

 

 

エンディングとともに流された映像。

それは、今までの過去のシーン。

しかし、ひとつ違うのは、当麻がいない。

 

 

あのシーンも、このシーンも、

当麻がいたはずの場面で、当麻だけいなくなってる。

 

 

 

そして、画面のうしろのほうで、うっすら空を舞う当麻・・・。

 

 

 

 

 

 

当麻は、単に死んだのではなく、次元を超えていきました。

無限地獄をさまようとも表現されていました。

 

 

 

 

これは、当麻がこの次元からいなくなった、つまり、

今までの時間軸すべてが失われたということなんでしょう。

 

 

 

 

当麻、という存在自体が、この次元、この世界から消えた。

だから、過去の場面においても、当麻の存在は無かったことになる。

 

 

 

 

 

だから、だれも認識できない。

 

 

 

ただひとり、セブミさんだけを除いて

 

 

 

セブミさんは、今までも、物理的に、とかは一切通用しないような、

気持ちだけで全て乗りきる、めちゃくちゃな男でした。笑

 

 

 

 

爻ノ篇でも、気持ちは時間なんか関係ない、的なことを言って

時間の止まった世界で話したりします。笑

 

 

 

 

 

そんなめちゃくちゃなセブミさんだからこそ、

次元うんぬん関係無しに、当麻を認識できたんですね。

 

 

 

そして最後に手を取り合う2人。

感動ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、長らく続いたSPECもこれで全て終わりました。

SPEC〜結〜については少し厨二病こじらせ過ぎな気もしますが、笑

 

 

 

SPECファンとしては少し寂しいですが、

いずれ特別ドラマ等やってほしいですね!

 

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