真実に向かってひた走る日記

映画が大好き。考察するのも大好き。いろんな映画の真相、裏を探ったり、意見を述べたりしていきます。

プロフェッサーJの正体。野々村係長の言葉通り真実に向かってひた走ってみた。(SPEC〜結〜漸の篇ネタバレ、解説)

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こんにちは。

 

前回の記事で、SPEC〜結〜漸の篇を酷評しましたが、

それでもSPEC〜結〜漸の篇についての謎、結末について、

自分なりに考え、解説してみたいと思います。

 

 

なぜなら、尊敬する野々村係長が言ったからです。

「心臓が息の根を止めるまで、真実に向かってひた走れ」と。w

 

 

 

 

 

まず前回の記事で明らかにした事は、

『プロフェッサーJの正体は湯田だということ。』

 

 

 

これについてはほぼ間違いないです。

あなたを納得させる3つの根拠をあげましょう。

 

 

 

 

①なぜ「ユダ」ではなく「トウダ」なのか。

 

ということですが、映画を見ていてとてもひっかかりました。

彼が名刺を出した時、私の脳内では「ユダ」と認識したのに、

彼は「トウダ」と名乗っていたからです。

ユダ=Judahと表記することができます。

そして、公式ホームページ上では、彼だけ”唯一”名字がイニシャル表記です。

かなり不自然に感じました。

理由は単純明快、他のキャストと同様に漢字で湯田と表記してしまうと、

多くの人は「ユダ」と読むでしょうから、そこから

プロフェッサー"J"は湯田のイニシャルという事が導かれるのを防ぐためです。

 

 

さらに、新約聖書に登場する「Judah=ユダ」という人物は、

イエスを売った”裏切り者”として広く知られている人物です。

湯田の名前の由来はこのユダからきているものと思われます。

 

 

 

 

②全てを知るはずの湯田が生きている、ということ。

 

湯田は今作突然現れましたが、

当麻一家の飛行機事故の真相、

当麻紗綾の父の真の研究内容、

プロフェッサーJの存在、黒幕を知っていたりと、

今まで登場した人物の中でも、

最も真実に近い存在と言えます。

 

 

そして彼が情報を当麻に与えようとした瞬間、

絶妙のタイミングで殺されかける。

 

 

このことから導かれるのは、

・湯田は敵にとって都合の悪い情報を持っている。

・敵は湯田の場所を把握し、いつでも殺すことができる。

ということです。

 

 

にもかかわらず湯田は今までずっと生きていた。

それはつまり、湯田が敵の仲間で、殺される必要がなかったからです。

 

 

 

今回殺されかけたのは、一芝居打っただけです。

その証拠に、あの爆発の中でも彼はまだ生きてます。

 

 

 

ではその芝居の目的とは?

それは「当麻にスペックを使わせること」です。

 

 

 

現に当麻は、死を目前にした祖母、

重要な情報を持つ人材である湯田を前にして、

あれほど迷っていたスペックを使おうとします。

 

 

瀬文さんが止めていなければ、確実に当麻は

スペックを解放し、意識を乗っ取られ、

敵側の陣営に取り込まれていたでしょう。

 

 

 

そう、敵の目的はいつだって、

当麻にスペックを使わせることです。

 

 

思い出してください。

SPEC〜天〜でも、マダム陽たちとの闘いで、

自分のために傷ついた青池を前にして、

当麻はスペックを使おうとします。

 

 

敵は、他人を守ろうとする時、当麻は身を呈してまで

スペックを解放するということを知っているのです。

 

 

 

そしてその敵の策略をいつだって阻止するのが

瀬文さん、という構図です。

 

 

 

 

 

 

③遠藤憲一という俳優の起用

 

これは少し邪推になりますが、

さきほども言った通り、湯田は今作からの登場です。

 

そして彼を演じるのは大御所俳優の遠藤憲一さんです。

 

さらに、湯田の登場シーンはほんのわずか。

 

彼ほどの役者がそんなちょい役で終わってはならない、ということです。

 

 

 

汚い推測になるかもしれませんが、

映画という世界において、いわゆるラスボスに近い存在が、

無名俳優であってはなりません。

 

これは理解していただけると思うのですが、

どんな話も敵役とは主役陣の次に輝くものなのです。

 

 

SPECも映画なのですから、

いかにストーリーの謎を隠そうとしても、

この業界の鉄則からは逃れられません。

 

 

遠藤憲一という俳優をこのような形で起用するからには、

それなりの役柄、つまりプロフェッサーJ枠を用意する必要があるのです。

 

 

邪推ですが、この手のことからシナリオが割れるのは

よくあることです。

 

 

 

以上3つの点から、

私はプロフェッサーJ=湯田と確信しています。

 

 

 

 

 

さて、まだまだ語りたい事はあるのですが、

つい力説してしまって長くなりそうなので、w

向井理演じる『セカイ』と大島優子演じる『白い女』、

さらにストーリーの結末については次回以降に

話したいと思います。

 

 

それでは乞うご期待ということで、

おつかれやまです!

 

 

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