名探偵コナン〜異次元の狙撃手〜は駄作だと思う。(感想、ネタバレあり)
名探偵コナン〜異次元の狙撃手(スナイパー)〜を見てきました。
個人的には、今回は駄作のように感じてしまいました・・・。
以下、その理由を書きます。
①見せ場、山場の少なさ
まず感じたのは、コナン映画の持ち味である、
鳥肌のたつようなシーンが少なかったということです。
映画が始まってすぐの追跡シーンでは、鳥肌ビンビンのアクションがあり、
期待も膨らみましたが、その後は会話シーンなど動きの少ない場面が多く、
全体的にはだらだらとした印象でした。
②トリック、推理がお粗末
今回の推理で重要な役割を果たすのが、サイコロの存在。
一見カウントダウンと見せかけて、その真意は・・・?
というものですが、結果としては、五角形の頂点に、
右回りに数字をあてたもの。
んん〜〜、微妙。
種明かしされたものの、少しもハッと驚くような答えではなく、
あまりに強引なこじつけだと感じたのは、私だけでしょうか?
③読みやすい展開
今回は、犯人、結末がかなり予想しやすくなってました。
まず、犯人ですが、候補があらかじめ少ない上に、
その中から死者が増えたため、予想を裏切る展開がありませんでした。
さらに、唯一ハンターを師と慕っていたあの人がそのまま犯人だったため、
少しがっかりとした印象を受けました。
また、ベルツリータワーが停電した瞬間、光る探偵バッジの使用と、
花火で照らすラストが見えました。
さすがにあの花火機能はあまりに不自然な伏線でしたね。笑
④名芸人毛利小五郎、不振か?
毛利小五郎といえば、毎回多くの笑いを生み出してくれる名芸人ですが、
今回は笑いが少なかった気がします。
そもそも登場すら少なかったような・・・。
前作では、ラストまでも小五郎が笑いを持っていく大活躍だっただけに、
ちょっと心配ですね・・・。
今後のネタ作りに期待です!
全体としては、基本的に会議室で推理トークをしているような、
地味で退屈な印象を受けました。
もちろんラストシーンは鳥肌がたちましたが、前作、
「絶海の密偵」が全体的におもしろかっただけに期待値も大きく、
少し物足りなかったかな、というかんじです。
今回はスナイパーというテーマの作品でしたが、
沖矢昴の正体を明らかにするためにこのテーマを選んだんでしょうか?
もしそのせいで強引な設定になったのだとしたら残念ですが、どうなんでしょう。