真実に向かってひた走る日記

映画が大好き。考察するのも大好き。いろんな映画の真相、裏を探ったり、意見を述べたりしていきます。

野々村係長名言集。野々村係長かっこよすぎる件について。(SPEC〜結〜ネタバレ)

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こんにちは。

SPEC〜結〜漸ノ篇について、
余談編として語りたいことはたくさんあるのですが、
その前に、今回は我らが野々村係長について、
ブログ1回分を使ってたっぷり語りたいと思います。
 
 
 
 

 
 
 
 

野々村係長かっこよすぎる件について

 
 
 
今作のSPEC〜結〜だけに限らず、野々村係長はやばいです。
いつもはおちゃらけているのに、
ふとした拍子にシブい顔になり、とても大切なことをいう。
 
 
あのオンとオフのギャップにやられた人は
多いんじゃないでしょうか。
 
 
 
彼の残した名言は数知れません。
この日記のタイトルも野々村係長の意志を継いでいます。笑
 
 
 
ここで、野々村係長の残した数々の名言の中から、
個人的に心にしみた名言ランキングベスト5を発表しながら、
野々村係長について語りたいと思います。笑
 
 
 
 
 
 

第一位 『心臓が息の根を止めるまで、真実に向かってひた走れ。』

 
 
これはもう不動の第一位です。
だてにブログタイトルになるだけありません。
 
 
 
 
野々村係長は、当麻やセブミさんが真実に近づく前から、
かなり深い所まで真相を知ってました。
 
 
 
しかしただ真実を伝えるのではなく、あえて当麻たち自身に真実を追わせた。
自分は何も知らないふりをしながら、あくまでアシストに徹していた。
 
 
 
 
 
それは、当麻たちに、自らの手で真実を追い求め、
自らの意思で何が真実かを見極めてほしい。
その上で自分たちはどうすればいいのか、自分で答えを出してほしい。
それをするのは、これから将来を担うであろう、
若くて希望に満ちあふれた当麻たちでなくてはならない。
将来を担う当麻たちこそが、人として、そして刑事として、
真実を見極め、未来を決定していく必要がある。
 
 
 
 
 
そう思う係長の意志があったのではないでしょうか。
だから年老いた自分は自らの意志を託すために、
当麻と瀬文を未詳に呼び、自分はアシストにまわり、
当麻たちのために命を捨てる覚悟をしたのではないでしょうか。
 
 
 
すべては来るべき、若者と世界の未来のために。
 
 
 
係長、ご立派です。
 
 
 
 
 
 
他にも、この名言の派生として、ニノマエと戦った時の言葉、
 
『勝てるかどうかは問題ではない。負けると分かっていても、
心臓が息の根を止めるまでひた走る。それが刑事だ。』
 
 
 
また、SPEC〜天〜で当麻に対し念を押すように発した言葉、
 
『真実が見極められないから迷う。迷うから我を失い、亡者に取り付かれる。
だからこそ心臓が息の根を止めるまで真実に向かってひた走れ。』
 
 
 
など、どれもシビれる名言ばかりですね。
 
 
 
 

 

 
 
 
 

第二位『この街の灯りひとつに、ひとつの家族があり、ひとつの幸せがある。

それを私たち刑事は命がけで守っている。命をかける価値がある。』

 
 
 
素晴らしいです。見上げた精神です。
この台詞にせよ他の台詞にせよ、共通するのは、
自らの命を犠牲にしてでも刑事としての責務を果たす、
究極の献身、サービス精神です。
 
 
 
 
公務員の中の公務員。
世の中にこのような刑事が何人いるでしょうか!
 
 
 
 
かっこよすぎます。
私も、年老いたとき、後世のために身を呈することができるような、
そんな老人になれるのでしょうか??
んん〜何十年先のことやら、見当もつきません!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

第三位『これは、人間の可能性を信じる者と、閉ざそうとする者との戦いだ。』

 
 
なかなか的を得た言葉です。
 
 
そう、スペックとは、人間の可能性の限界を突破しようとするモノ。
 
 
 
しかしいつの世も、保守派というのはいるものです。
変化や革新を恐れ、排除しようとする、それが人間という生き物です。
 
 
 
 
 
今回の戦いは、限界を突破し、新たな可能性を信じるスペックホルダーと、
それを恐れ、その可能性を閉ざそうとする人間との戦い。
 
 
物語が佳境にさしかかる象徴のような言葉です。
 
 
 
 
 
そして、この言葉を聞いた当麻が係長に言った言葉が、『遺言みたい。』
 
 
 
 
 
今まで幾度と無く、当麻や瀬文が迷った時は導いてきた係長ですが、
その言葉は、経験の数からなのか、いつも的確かつ冷静で、
まるで子を諭す父親のような存在でした。
 
 
 
 
 
実際、野々村係長が残した数々の名言は、
遺言として私たちの胸に残り続けるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

第四位『みぃやぁびぃちゃぁぁん!』

 
 
 
なんと可愛いセリフでしょうか。
 
 
野々村係長がしているのは不倫なのに、
罪を全く感じさせない純粋でまっすぐなセリフ。
 
 
 
係長のこのセリフを頭に思い浮かべるだけで、笑みがこぼれます。
 
 
 
 
 
みやびちゃんを思う係長の優しさも素晴らしいです。
なんと男らしく、紳士であることか。
全国の男子は係長を見習いましょう。
 
 
 
 
 
まあ、浮気なんですけど。w
 
 
 
 
 
しかしこのご老体でみやびちゃんほどの子を射止めるとは・・・
係長、やっぱ尊敬っす。
 
 
 
 
 

街コン東京、大阪、名古屋With(ウィズ)の街コン

 
 
 
  
 
 
 

第五位『おーでかーけですかぁ、レーレレーのレ〜♪』

 
 
この言葉は、思わず私に、「こいつなにやっとんねん。」
と言わしめた、個人的に心に残る名言です。
 
 
 
そしてこの行為を、誰もいない未詳の対策室で
やってのける係長に、真の芸人魂を感じます。
 
 
 
彼は正真正銘、生まれながらのエンターテイナーです。
 
 
 
 
たくさんの笑顔をありがとう。
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
さあ、悲しい気分になってまいりましたが、
次回は余談ノ篇をお伝えしたいと思います。それでは。
 
 
 
R.I.P.野々村係長
親愛なる係長に愛を込めて。
 
 
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「セカイ(向井理)」と「白い女(大島優子)」の正体とは?SPEC〜結〜爻ノ編結末予想(SPEC〜結〜漸ノ篇ネタバレ、解説)

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おそらく、SPEC〜結〜漸の篇を見た皆さんが
最も気になるのは、向井理扮する謎の男「セカイ」と
大島優子扮する「白い女」の正体ではないでしょうか?
 
 
そして、SPEC〜結〜爻の編において、
物語の結末を左右するのに最も重要な存在も間違いなく彼らです。
 
 
 
 
 
では一体彼らは何者なのか?
これまでに与えられた情報から、推測してみたいと思います。
 
 
 

 
 
 

・セカイたちは人間じゃない、人間を造る存在

 
 
セカイはその発言から、この世界の創造者であるらしい。
その名前の通り、「世界」を創造してきたとのこと。
また彼は世界の創造とリセットを繰り返しており、理想の世界を求めている。
セカイは今回の世界にはこだわりがある模様。
 
 
 
 
 
 

・向井理と大島優子の持つ能力について

 
 
 
SPEC〜天〜の最後で、向井理はニノマエのクローンを、
手をかざしただけで全て消してしまいます。
これも何かのスペックなのでしょうか。
 
 
 
 
 
 
さらに、そもそもニノマエが時を止めた世界なのに、
この2人は静止していません。
また、その後大島優子は「そして時は動き出す。」の言葉とともに
止まった時を動かします。
 
 
このことから、どうやらこの2人も時間を操れるようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
さらに、大島優子はSPEC〜結〜漸ノ篇では、青池の傷を一瞬で治します。
これは、どんな病でも治すスペックですね。
エグザイルのメンバーが持ってたんでしたっけ?笑
 
 
 
そう、大島優子は過去に作中で登場したスペックを使いました。
他にも多くのスペックが使える事が予想されます。
そしてそれはおそらく、過去登場したスペックの、一部を除く全て
 
 
 
 
 
 
なぜそういえるか。そして、一部を除く、とは。
それは、向井理の発言に次のようなかんじの言葉がありました。
 
 
 
 
『ガイアが、我々とは関係のないスペックを一部の者に与えた。何のために?』
 
 
 
 
というもの。
 
 
 
 
 
 
 
どうやらガイアとは、向井理たちと敵対する何者かで、
スペックを与えることができるほどの存在のよう。
 
 
 
 
 
この発言から伺えるのは、
・逆に言うと、ガイアが一部の者に与えたスペック以外は2人と関係している。
・我々とは関係のないスペック=この2人は使う事ができないスペック。
ということ。
 
 
 
 
 
 
 
この2人は創造者なので、人間に自分たちが持つスペックを
分け与えることができ、過去に登場したスペックの大部分は
この2人によって与えられたもののようですね。
 
 
 
 
 
では、2人とは関係のない一部のスペックとは?
 
 
 
 
 
まず一つは、ニノマエの能力です。
 
 
 
 
なぜなら、ニノマエのクローンは、セカイたちの部下である
プロフェッサーJによって造られました。
 
 
なぜわざわざオリジナルのニノマエをコピーして、
クローンを造ってまでニノマエの能力を手中に収めようとしたのか。
それは自分たちの能力をもってしても、
ニノマエの能力を人間に与えることができないからと思われます。
 
 
 
 
 
 
 
もう一つは、当麻紗綾の能力です。
 
 
 
セカイは当麻の事が気になって仕方が無い様子。
『あの女のことを考えると心が震える』
と発言し、不安だとか期待だとか言っています。
 
 
 
それは、当麻の能力はガイアによって与えられたものだからで、
上の発言で『なんのために?』と言っているように、
ガイアがこの能力を当麻に与えた理由がわからない。
だから不安や期待を抱いていると思われるからです。
もし自分が与えたスペックなら不安も期待もありませんからね。
 
 
 

 

 
 
 
 
ここでひとつ気になることがあります。
ニノマエの能力をセカイたちが使えないのなら、
SPEC〜天〜の最後で、どうして時の止まった世界で
2人は静止しなかったのでしょうか?
 
 
 
 
考えられることとしては、
 
・このニノマエは所詮クローンなので、偽物のスペックは
 人智を超えた存在である彼らには通用しない。
 (コピーがオリジナルに劣ることはSPEC〜翔〜の中で証明された)
・ニノマエの能力は厳密には、人間の数万倍の速度で動き回ることだが、
 彼らは、何らかの別のスペックを使ってその能力に対応した。
・SPEC〜翔〜で出てきたコピーの能力を使ってニノマエの能力を得た。
 (この場合もニノマエの能力よりは劣ることになる)
 
などを考えてみましたが、実際はどうなんでしょうね。笑
 
 
 
 
 
 
 
 

ついに完結、SPEC〜結〜爻ノ篇結末予想

 
 
ここからはいよいよ物語の結末について、
考えたことを書いていきたい思います。
 
 

・沈む国会議事堂、スカイツリー。そして雅ちゃんの正体。

 
 
 
今作の中では、ちょくちょく未来の映像が流れます。
そこに登場するのは3人。セカイ、大島優子、そして雅(みやび)ちゃん
 
さらにその背景には、崩壊し地面に沈む国会議事堂とスカイツリー・・・。
 
 
 
 
とても印象的な場面ですね。
 
 
 
 
これが本当に未来の映像なら、東京は壊滅し、
世界は滅んだということになります。
創造主であるセカイが世界をリセットしたということです。
 
 
 
 
 
 
しかし、そうとも限らないのです。
 
 
 
 
 
 
ここで重要になってくるのが、ガイア理論
 
 
 
 
ガイア理論とは、湯田の話にもあったように、
当麻の父が研究していた真の研究内容で、
彼はパラレルワールドの存在について証拠をつかんだのだそう。
 
 
この話は無駄に出てきたわけではありません。
わざわざここでパラレルワールドの話を持ってきたからには
なにか物語に関わる重要な役割を果たすはず。
 
 
 
 
 
 
そして、ここで向井理の言葉にこういうものがありました。
 
 
『時の壁を超える少年と時空の壁を超える女。どちらが究極の支配者たりえるのか?』
 
 
 
 
これは、ガイアがスペックを与えたニノマエと当麻のことですが、
どうやら当麻は時空の壁を超えているようです。
当麻の左手はパラレルワールドに通じているということ・・・?
 
 
 
 
 
 
 
とにかく、作中でパラレルワールドという概念が認められている以上、
世界は一つではありません
 
 
あの壊滅したかに見える世界は別のパラレルワールドで、全く別の世界。
当麻たちの世界は無事に守られ、現存している。
そう考えることもできるということです。
 
 
 
 
というかそうなはずです!
 
 
 
 
 
 
大島優子は向井理に言いました。
 
『このコスモにはずいぶんこだわるわね。』
 
このコスモ、とは。
それは当麻たちの世界のこと。
 
 
 
そして、『この』と言うということは
「あの」コスモも「その」コスモもあるわけで、
東京のような世界が、複数存在しているはず。
 
そのうちの一つで、向井理にリセットされた世界が、あの崩壊した世界。
 
 
 
 
 
 
 
 
世界が滅んで終わり。だなんて映画ありますか?
それでは今まで用意してきた数々の伏線が全て無駄になります。
 
当麻が時空を超えるスペックを持ったワケ、
それは世界を守ることにあるはずです。
 
 
 
 
 
セカイたちは他のコスモと同じように当麻たちのコスモをリセットしようとする。
しかしそこに立ちはだかるガイア陣営の当麻とニノマエ。
衝突の結果、当麻たちの世界は当麻の手によって守られる。
これが結末。私はそう予想します。
 
 
 
 
 
そして、崩壊した世界にいる雅ちゃんですが、
他のパラレルワールドにミヤビちゃんがいるということは、
どうやらミヤビちゃんも人智を超えた存在なのかもしれません。
 
 
 
 
何らかのスペックを持っている?救世主?
女神という言葉がぴったりな、キュートなみやびちゃんですが、もしや本当に女神なのか?
真相は分かりませんが、爻ノ篇で何かしら明らかになることでしょう。
 
 
 
ただ一つ確かなことは、ミヤビちゃん役の有村架純がとにかく可愛いということ。
これだけは間違いない普遍の事実です。そう断言しておきましょう。
 
 
 
 
 
 
 
さあ、いろいろ予想してみましたが、どうでしたか?
なにせ複雑なもんで、この記事を書くのにとても時間がかかりましたし、
脳みそがなかなか疲れました。笑
 
 
爻ノ篇が公開されたらまたいろいろ書きたいと思いますので、
その時はよろしくお願いします。
また、SPEC〜結〜漸ノ篇についての余談も次の記事で
書きたいと思っています。
 
 
 
もし何か感想や意見があれば、コメント頂ければ幸いです。議論しましょう。
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プロフェッサーJの正体。野々村係長の言葉通り真実に向かってひた走ってみた。(SPEC〜結〜漸の篇ネタバレ、解説)

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こんにちは。

 

前回の記事で、SPEC〜結〜漸の篇を酷評しましたが、

それでもSPEC〜結〜漸の篇についての謎、結末について、

自分なりに考え、解説してみたいと思います。

 

 

なぜなら、尊敬する野々村係長が言ったからです。

「心臓が息の根を止めるまで、真実に向かってひた走れ」と。w

 

 

 

 

 

まず前回の記事で明らかにした事は、

『プロフェッサーJの正体は湯田だということ。』

 

 

 

これについてはほぼ間違いないです。

あなたを納得させる3つの根拠をあげましょう。

 

 

 

 

①なぜ「ユダ」ではなく「トウダ」なのか。

 

ということですが、映画を見ていてとてもひっかかりました。

彼が名刺を出した時、私の脳内では「ユダ」と認識したのに、

彼は「トウダ」と名乗っていたからです。

ユダ=Judahと表記することができます。

そして、公式ホームページ上では、彼だけ”唯一”名字がイニシャル表記です。

かなり不自然に感じました。

理由は単純明快、他のキャストと同様に漢字で湯田と表記してしまうと、

多くの人は「ユダ」と読むでしょうから、そこから

プロフェッサー"J"は湯田のイニシャルという事が導かれるのを防ぐためです。

 

 

さらに、新約聖書に登場する「Judah=ユダ」という人物は、

イエスを売った”裏切り者”として広く知られている人物です。

湯田の名前の由来はこのユダからきているものと思われます。

 

 

 

 

②全てを知るはずの湯田が生きている、ということ。

 

湯田は今作突然現れましたが、

当麻一家の飛行機事故の真相、

当麻紗綾の父の真の研究内容、

プロフェッサーJの存在、黒幕を知っていたりと、

今まで登場した人物の中でも、

最も真実に近い存在と言えます。

 

 

そして彼が情報を当麻に与えようとした瞬間、

絶妙のタイミングで殺されかける。

 

 

このことから導かれるのは、

・湯田は敵にとって都合の悪い情報を持っている。

・敵は湯田の場所を把握し、いつでも殺すことができる。

ということです。

 

 

にもかかわらず湯田は今までずっと生きていた。

それはつまり、湯田が敵の仲間で、殺される必要がなかったからです。

 

 

 

今回殺されかけたのは、一芝居打っただけです。

その証拠に、あの爆発の中でも彼はまだ生きてます。

 

 

 

ではその芝居の目的とは?

それは「当麻にスペックを使わせること」です。

 

 

 

現に当麻は、死を目前にした祖母、

重要な情報を持つ人材である湯田を前にして、

あれほど迷っていたスペックを使おうとします。

 

 

瀬文さんが止めていなければ、確実に当麻は

スペックを解放し、意識を乗っ取られ、

敵側の陣営に取り込まれていたでしょう。

 

 

 

そう、敵の目的はいつだって、

当麻にスペックを使わせることです。

 

 

思い出してください。

SPEC〜天〜でも、マダム陽たちとの闘いで、

自分のために傷ついた青池を前にして、

当麻はスペックを使おうとします。

 

 

敵は、他人を守ろうとする時、当麻は身を呈してまで

スペックを解放するということを知っているのです。

 

 

 

そしてその敵の策略をいつだって阻止するのが

瀬文さん、という構図です。

 

 

 

 

 

 

③遠藤憲一という俳優の起用

 

これは少し邪推になりますが、

さきほども言った通り、湯田は今作からの登場です。

 

そして彼を演じるのは大御所俳優の遠藤憲一さんです。

 

さらに、湯田の登場シーンはほんのわずか。

 

彼ほどの役者がそんなちょい役で終わってはならない、ということです。

 

 

 

汚い推測になるかもしれませんが、

映画という世界において、いわゆるラスボスに近い存在が、

無名俳優であってはなりません。

 

これは理解していただけると思うのですが、

どんな話も敵役とは主役陣の次に輝くものなのです。

 

 

SPECも映画なのですから、

いかにストーリーの謎を隠そうとしても、

この業界の鉄則からは逃れられません。

 

 

遠藤憲一という俳優をこのような形で起用するからには、

それなりの役柄、つまりプロフェッサーJ枠を用意する必要があるのです。

 

 

邪推ですが、この手のことからシナリオが割れるのは

よくあることです。

 

 

 

以上3つの点から、

私はプロフェッサーJ=湯田と確信しています。

 

 

 

 

 

さて、まだまだ語りたい事はあるのですが、

つい力説してしまって長くなりそうなので、w

向井理演じる『セカイ』と大島優子演じる『白い女』、

さらにストーリーの結末については次回以降に

話したいと思います。

 

 

それでは乞うご期待ということで、

おつかれやまです!

 

 

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SPEC〜結〜漸の篇が酷かった。ただの金儲けの映像。(SPEC〜結〜ネタバレ)

 

どうもこんにちは。

 

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見てきました、SPEC〜結〜漸の篇、公開初日に。

 ネタバレですので気をつけてください。

 

 

感想をまとめると、まあ、酷かったです。

ただSPECというブランドを使った金儲けのためだけの映像ですね。

前後編制にしたのも、アノ人を無駄に殺したのも、全ては

適当な制作で観客を動員して、適当にあいつ殺せばうけるだろ、

的な風にしか思えません。

 

 

 

チームSPECはどうしてしまったんでしょうか?

 

 

 

 

なにが酷いって・・・

 

・回想や今までの振り返りが多すぎてストーリーが全然進まない。

・場面のつながりがちぐはぐすぎて全く引き込まれない。不自然。編集適当?

・無駄に主要キャラ殺し過ぎ。

・なのに感動を誘う場面の演出がテキトーで全く泣けない。

・ただのバトルマンガ化。

・SPECで大切な科学的な謎解き行われず。

 

 

 

 

ぱっとまとめましたが、詳しくお伝えします。

 

 

 

まず、映画自体は94分あるのですが、

おそらくかなりの時間を回想に使ってます。

また、吉川が凍って、取り巻きがこれを溶かす、

というくだらないくだりがあるのですが、

何回も何回もやって、しつこいです、尺とり過ぎ。

テレビでやれって話です。

 

 

 

 

 

本当に内容に関わる部分は40分とかじゃないでしょうか?

こんな映画初めてです。

明らかに、客が来るのをわかっているから、

後編にむけて、金儲けのために無理矢理付け足した映画です。

 

 

 

最近は前後編で上映するのが流行ってますから、

便乗したかったんでしょう。

 

 

 

 

 

もちろん制作者もビジネスをしてるわけですから、

そのやり方に文句がある訳ではありません。

 

 

 

ただ、私は一人のスペックファンとして、

SPECが好きだっただけ、こういう、

SPECブランドをを汚すような安いことはしてほしくないですね。

 

 

 

 

 

あと、特に残念だったのは、野々村係長の死についてです。

あっさり死に過ぎ・・・。

 

というのも、私は野々村係長が大好きなんですが、

今まで係長はニノマエに八つ裂きにされても生きてたり、

いずれ死ぬのは分かってましたが、今までしぶとく生きてきたはずです。

それが、実際の結末は、一瞬で死亡、しかも無駄死に。

 

 

 

ニノマエほどのよほどの敵に立ち向かって

男らしい最期を迎えるならまだしも、

中国スパイにイチコロでバキューン。

 

 

あまりに切ないですね。

 

 

 

 

 

その後野々村係長の死体と戦う訳ですが、

その設定はすばらしいと思います。

 

 

自分たちの手で係長を倒さなければならないという結末・・・

悲しいですね。

 

 

 

でもどうしてでしょう。泣けない。

ドラマでニノマエに刺されて死にかけた時の方が

よっぽど泣けました。なぜ?

 

 

 

 

それはおそらく、演出と、

わけのわからない敵のSPECのせいです。

 

 

 

まず演出について。

野々村係長が当麻たちに打たれて倒れたとき、

野々村係長の今までの思い出映像が流れ、

さすがに私も悲しい気持ちになりました・・・。

さよなら係長・・・。

 

 

 

 

と、そのとき。

係長がしゃべり始めました。

それも普通のトーンで。笑

 

 

 

おいおい。笑

拍子抜けです。

今の感動返せよ。笑

 

 

 

ただでさえ、仮にも死体という設定で、

おそらく50発以上は打ったにもかかわらず、

顔色は血色がよく、口からは一滴も血出ず。

 

 

 

あれだけ大勢で弾が切れるまで

打ちまくったのに、命中したのは6発(?)くらい笑

 

 

 

ニノマエに刺されてあんだけ血吹いたのに

50発打たれても血吹かずにまだ生きてて普通にしゃべる。

 

 

 

適当すぎやろ。笑

 

 

 

おそらく最期の言葉を言ってパタリ。

で感動を出そうとしたんでしょうが、

逆効果です。

 

 

 

 

さらには、意味不明な敵のスペック。

なんか水人間みたいなうにょうにょしたのが

係長にとりついてます。

ちょっとしたホラーです。笑

 

 

 

そのCG水人間を係長がつかんで、

「わしを打て!」

そして

「ウオォォォォォぅ」

と叫ぶ水人間。

 

 

 

何この映画、エイリアン?笑

シリアスな場面でしょうが、

さすがに笑ってしまいました。

 

 

 

 

SPECのエスカレートに関しては

前々からショックを受けてました。

 

 

 

 

SPECは脳の覚醒ですよね?

 

もちろんニノマエの能力等、

前からヤバい能力はありましたが、

脳に関係ありそうな、知的で内在的な能力が多かったです。

 

 

また、きちんと科学的な方法で倒したりと、

無駄に考えだしたスペックでは無かったと思います。

 

 

 

 

それが、SPEC〜天〜で

伊藤淳史が棘出したり触手出したり、

おばちゃんが炎出したり吹雪出したり、

いやこれただのバトルマンガやん!

 

 

 

スペックが思いに応えて覚醒する能力なら、

いったい彼らの過去には何があったんでしょうか!?笑

そこまでトゲを出したい理由はなに!?

 

 

 

なんかだんだん適当になっていってるようで萎えますね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

あともう一人死んだ人物、当麻のおばあちゃん。

これこそ真の無駄殺しですね。

 

 

 

当麻は、係長が死んだ時は、生まれて一番機嫌が悪い

とまで言って憤怒してました。

 

 

 

しかし唯一残った親族であるおばあちゃまが

亡くなっても、気に留めず次のシーンへ。

 

 

ひどい・・・

なぜ殺す必要があったのか・・・。

 

 

 

おそらくもうスペックも最終章にさしかかり、

殺せる人材は惜しみなく殺そうということでしょう。

その方が闘いが激化してるように思えますからね。

 

 

 

 

 

 

 

今後の展開も予想しやすいです。

プロフェッサーJの正体は2択。

今回から登場した、当麻の父の友人の湯田か、

当麻の大学の先輩の福田。

 

 

 

まあ俳優のランクを考えると湯田が有力でしょうね。

 

 

 

 

 

 

あとついでに気になったのは、

映画冒頭にかなりグロいシーンがあります。

 

 

セブミさんの骨が丸見えになります。

血もいっぱいでます。

気分悪くなります・・・。

 

 

 

 

 

まあなんやかんや言いましたが、

当麻の可愛さは安定でした。

癒されました。

 

 

 

 

 

後編を見に行くかは、正直悩み中です。

まあ気が向いたら行こうと思います。

 

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